愛よりらぶの方が気軽に使いやすいのは、たぶん私にとって母語じゃないからだな。愛なんていっちゃうと気恥ずかしいし白々しい。特に崇高なものだと思ってはいないんだけど、愛っていう文字と音節と文脈にいろんな知識とか感情とか思い出とかが重なりすぎてるんだ。だから持て余してる。
— まみ (@i_m0u0m_) 2014, 5月 9
結局あんまり伝え切れていないのでまた挑戦したいですね!
(本文)
Is there nothing that interests us all? Is there nothing that concerns everyone - no matter who they are or where they live in the world? Yes, dear Sophie, there are questions that certainly should interest everyone. They are precisely the questions this course is about.
What is the most important things in life? If we ask someone living on the edge of starvation, the answer is food. If we ask someone dying of cold, the ansewer is warmth.If we put the same question to someone who feels lonely and isolated, the answer will probably be the comapny of other people.
But what these basic needs have been safisfied - will there still be something that everyone needs? Philosophers thinks so. They believe that man cannot live by bread alone. Of course everyone needs food. And everyone needs love and care. But there is something else - apart from that - which everyone needs, and that is to figure out who we are and why we are here.
Being interested in why we are here is not a "casual" interest like collecting stamps. People who ask such questions are talking part in a debate that has gone on as long as man has lived on this planet.
誰しもが関心を持つようなことがあるでしょうか。世界中のどこに住んでいる人にでも、誰にでも関係のあるようなことがあるでしょう。それはあるのですよ、愛すべきソフィー、すべての人が関わらねばならない問題というものがあり、これは、それについて考えていく講座となります。
生きることにおいて最も大切なことはなんでしょうか。食べ物に飢えている人にとっては、食べ物です。寒さで身を滅ぼしそうな人にとっては、温かさです。孤独感に耐えられない人にとっては、きっと人との関わりでしょう。
ですが、こういった大事なことを満たしている人たちにとって、まだなお満たされないことがあるでしょうか。哲学者たちは、ある、と考えておりました。人はパンのみで生きるわけではありませんからね。食べ物は大事ですけれど、愛を受け取ることや、誰かに手当してもらえることもまた必要です。しかし、そういうことではなくて、私たちは何者で、なぜここにあるのだろうか、それを理解したいという誰にとっても切実なことがあるのです。
なぜここにあるのか、それは切手集めのような「ちょっと始めてみました」という趣味ではありません。この疑問を持った人たちは、この星があったときからずっと議論を重ねてきたのです。
(Jostein Gaarder "Sophie's World" p.12、大人たん訳)
大人になるほど、どんどん単純に向かうんだよ
――『数奇にして模型』森博嗣