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みんなでしんがり思索隊

書いてみよう、それは案外、いいことだ。 / 載せてみよう、みんなで書いた、幻想稿。
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「三位一体的な。」 / 著者:こはく - ch3

「琥珀、久しぶり。」



『・・・ああ、司か。』



「そう、僕。

最近話してないから忘れられてると思ってたけど、覚えててくれた。」



『そんなことあるわけないだろ。

お前を忘れるなんて、とんだ親不孝者じゃないいか。』



「あはは、親か。」



『親だろう、俺も夏希もお前がいなかったらこの世にいないんだから。

まあ、〈この世〉っていうのは少しおかしいかもしれないな、俺がいるのはお前の中だけだから。』



「そんなことないよ。

ネットなんかじゃ琥珀はいろんな人と接していて、いろんな人が琥珀のことを知ってる。

本当は司なんだけど、みんなは琥珀だと思ってる。

もちろんネットでは琥珀なんだけど、それは司なんだ。

不思議な感じだけど、なんだかんだで琥珀もこの世に生きてるんだよ。

そう、親というか兄弟みたいな感じかな。

夏希だってそう、あまり表に出ないからみんなは知らないだろうけど。

夏希がいるから僕は今こうして生きていて、もしあの子がいなかったら全く違う人生になってたはずだし、夏希も僕らと一緒にこの世に生きてるんだ。」



『そう、そうだな、俺たちは兄弟だ。

親子で、兄弟で、友達で、いろんな関係だ。

それが俺たちだ。』



「そうそう、使い方違うけど三位一体みたいな感じで。」



『ははは、三位一体な。

それよりかゼル伝のトライフォースでもいいかもしれないぞ。』



「ゼルダとリンクと、あとガノンドロフだっけ。」



『そうそう』



「じゃあガノンドロフは琥珀だな」



『おいおい、やめてくれよ!』



つかさとこはくとなつき。

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