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みんなでしんがり思索隊

書いてみよう、それは案外、いいことだ。 / 載せてみよう、みんなで書いた、幻想稿。
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繰り返して繰り返してどうでもよくなる。 / 著者:あめ子 - ch1

初めまして、お久しぶりです。あめ子です。
適当ズボラ女の名前を欲しいままにしています。
その界隈では結構有名です。たぶんね。

さて、「私の最も好きな法則」についてお話しましょう。
といっても普段から「あ、私こういう法則好き」なんてこれっぽっちも考えていないので、「最も」をつけていいかは疑問の残るところです。
最も好きというよりは、私に染み付いた法則について書きたいと思います。


私の法則それはタイトルにもあります通り、「繰り返して繰り返してどうでもよくなる」です。
最早、私の性質の1つになっています。


自覚したのは一人で読書ができるカフェを探していた3年前の夏。
自宅からバスで30分かかる繁華街で、大きな本屋の隣に薄暗い地下カフェを見つけました。
文庫を数冊購入した私は、読書をするために入店。
ドリンク1つで3時間(予定)も居座る勇気はなく、私はメニューを開きました。
そこで何故か目を引いたのが「えびピラフ」でした。
無愛想なおじさまによって運ばれてきた、女一人がこんな量を食べきれるのであろうかと不安になるえびピラフと、具がわかめだけの味噌汁。
特別な材料を使用している訳でもなく、盛り付けもこだわっている訳ではない。
味は素朴で、私でも作れそうな味付け。(すみませんお店の方)
「文庫を数冊購入~エビピラフと味噌汁を食す」一連の行動がとても好きになったのです。
だいたい1年ぐらい、一連の行動を繰り返していました。
無理やり時間を作ってまで、何故か私は本を買い同じ店でえびピラフと味噌汁を食すということもありました。
どうしてそこまで執拗に繰り返していたのかは私自身皆目検討もつきません。
けれど、1年ほど経ったある時、電池が切れたように、急に何の魅力も感じなくなりました。
それからは全くそのお店にすら入っていません。


繰り返している行動は、繰り返している期間中、どこをとっても愛していて
例えば本を買わずにえびピラフだけ食べるとか、そういう欠片でも私は満たされます。
そして繰り返しが完遂できた時、十分な充足感を得られることができるのです。
きっと突然どうでもよくなるのは、おいしいとこばかり食べていて慣れてしまったか、消化しきってしまったからなのでしょう。


まとめ。
私の(最も好きな)法則は、「好きになった行動の流れを繰り返して繰り返して、突然どうでもよくなる。」でした。


おわり。

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