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みんなでしんがり思索隊

書いてみよう、それは案外、いいことだ。 / 載せてみよう、みんなで書いた、幻想稿。
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chiasma32:「どうか自己欺瞞を語ってください」

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chiasma31:「企画、見せ合いっこ」



 ディズニーランドがあります。ディズニーランドを作った人、ウォルトがいます。ウォルトは企画書を書きました。世界中の子どもたちにとってイチバン幸せな場所を作りたいという気持ちを書きました。結果はボツでした。

 そりゃあ、聞いてる方からしたら「はあ? 不思議なファンタジーランド? ウェスタン開拓のフロンティアランド? ハラハラドキドキのアドベンチャーランド? 未来に行けるトゥモローランド? 子どもが世界でイチバン幸せな場所? おいおい君はラノベの読み過ぎじゃないかい?」といったテンションなわけです。

 そこで諦めるわけにはいきません。どうしても作りたい。世界の子どもたちのために、そういう場所がどうしても必要なんだと気合を入れ直し、知り合いのイラストレーターに絵を描くよう頼みました。ウォルトは夢を語り、ハーブは絵を描く。それを二日のあいだ突貫し、最後の企画書をニューヨークに持っていきます。最大手のテレビ局が出資してくれることになりました。

 ウォルト・ディズニー・プロダクションに日本から誘致がかかります。オリエンタルランド社と三菱地所です。オリエンタルランド社(三井不動産・京成電鉄)は浦安誘致案、三菱地所は富士山麓誘致案を持っていました。順当にいけば東宝を窓口にする三菱がモノにしていたはずの交渉だったのですが、紆余曲折あって三井(オリエンタルランド社)が誘致に成功します(『夢の王国の光と影:東京ディズニーランドを創った男たち』)。

 子どもにしたら夢を壊すような話ですが、ディズニーランドにだって企画があったわけです。本場を作った人、それを日本に誘致した人、新しいパレード、新しいアトラクション、新しいフード、新しい料金、新しいパーク内ホテル、新しいグッズ……何をするにも企画があり、それをまとめている企画書があります。それを書いている人がいます。

 昨日読んだ西尾維新のノベルス、先週飲んだコカコーラ、先月ダウンロードしたねこあつめ、受験期に世話になった私大センター利用システム、あらゆる商品には、それを考えてくれた人がいるわけです。

 僕には姉がいて、スーパーで半額の寿司を買ってきて、ふたりで食べたことがあった。そのとき姉はマヨネーズとワサビと醤油で寿司を食べていて、本当に驚きました。企画というのは、こういうものです。「こういう味わい方もあるんだぜ」というスタンス。気取らず、新しい方向に導いてくれるパワー。さりげなく、そして強大であること。


 これはピザの新しい企画。「買った人が食べるんじゃなくて、買った人が届くピザ」です。分かるでしょうか。ピザってものを変えるんじゃなくて、ピザってものの在り方を変えてしまう、あるいはピザってものの「楽しみ方」を変えてしまう、そういうさりげなくて強大な何かなのです。

 企画、作ってみませんか?

 (1)オリジナル商品・企画(ここに載せると本当にすごいものだったとき特許がとれなくなるのでお気をつけて)、(2)既にあるものの架空企画(ビニール傘の企画書を書いてみたり、渋谷森の図書館での新しい企画を勝手に考えたり、何かの新定番を見つけたり)、(3)歴史上の企画書(大化の改新の企画書を中臣鎌足になって考えてみるなど)など何でもあり!

 ものすごく真面目に考えて、パワーポインタ(リンク先はGoogleDrive:「プレゼンテーション」でパワポっぽいのが作れます)で作るのもアリ! 手書きで画像や絵を載せるのもアリ! 文字だけで着実に書いていくのもアリ!

 みんなで見せ合いっこしませんか。面白いキャッチコピーを考えているだけでも楽しいですよ。

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chiasma30:「私の通過儀礼」

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・「iPhone6」(蛙教授)



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chiasma29:「私の上下関係――後発を認めたのはいつのことですか」

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・「上下関係は逆転する。」(こはく)
・「『こんちくしょう、』精神」(てだ)


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chiasma28:「与えられていない言葉で考える<1>――《地球》」

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7:3の割合なのに”地球”って変じゃね?」(めがね)

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chiasma27:「ならば二兎得るためにはどうすればよいか」

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『兎を追う』(天河野乃)

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chiasma 26:「悲劇と喜劇をわけるもの――太宰治という箱のなかで」

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