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みんなでしんがり思索隊

書いてみよう、それは案外、いいことだ。 / 載せてみよう、みんなで書いた、幻想稿。
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あの夏の花火は二度ともう見られない。 / 著者:めがね - ch16

お久しぶりです。めがねです。
試験やらなんやらかんやらでなかなか忙しくてブログが書けなかったと言うのは建前で、
正直な所、何書いていいか分かんなくなったのと
引用してばっかで自分の言葉ではないような気がして筆が進まなくなったってヤツです。はい。
久々に恋人として足りないものという話でビビビっときたので
『僕らが別のアビリティを手に入れる事で捨ててしまったアビリティ』ってやつを
私の幼少時代の少しおセンチな話を交えながら皆さんも『
獲得したもの』と『捨ててしまったもの』考えてみて下さい。
chiasma:16『夏がくると思い出す事』。

・あの気持ちにはもう二度となれない
あれは確か小学3年生だったと思います。
母方の実家が能美島という所でして港が目の前で海の向こう側に瀬戸内海を臨むことが出来ます。
とても気持ちの良いところで僕は今でも母の実家から見渡す景色が大好きです。
今でこそ夏が嫌いなのですがその頃は夏になると母の実家に行って従兄弟達と遊んだり
当時ゲームボーイを私は持っていなかったので母の実家で従兄弟のゲームボーイをするのが毎年楽しみでした。
色々な事をしました。用水路でミニ四駆レースに明け暮れたり、駄菓子屋でチューペット食ったり、
庭でバーベキューしたり、軽トラの後ろに乗って海へ行ったり。隣町までチャリで行ってみたり。
思い出せばキリがありません。それでも夏になるとやっぱり思い出すのは一人の女の子の事です。
一度会っただけで名前も知らなければ顔も声すらも今では思い出す事が出来ません。
ただハッキリしているのは、私と彼女が同い年だった事。一緒に船から宮島の花火を見たこと。
そしてたった一日限りだったけれども私は彼女の事を好きになってしまった事。
この三つだけです。彼女が私の事をどう思っていたのかなんて今となっては確かめることすら出来ません。
もしかしたら私の事なんか覚えてないかもしれないと思います。

出会ったのは、もちろん花火大会の日の事です。叔父が船を借りて宮島の花火大会に行くと言うので、
私と妹、従兄弟4人兄弟で車で少し遠い港まで行きました。
叔父の知り合い、もしくは血縁関係者?ともかくその人とによく知らない女の子が一人立っていました。
いかにも島の子という感じの健康的かつ活発なショートヘアの女の子だったような記憶があります。
私も当時は結構活発な少年時代を過ごしていたのですぐに仲良くなり
私は彼女の事を「3年さん」彼女は私を「3年くん」と呼び合うようになりました。
花火大会の場所に行く道すがら彼女と従兄弟、妹達とかなり楽しく過ごしていました。
色々な話をしたりだとか船(漁船のような感じ)を走り回ったり、
従兄弟たちが持っていたワンピースを一緒に読んで見たりだとかお菓子を食べたりだとか。
花火が始まるとやはり子供なので興味はそちらに移ります。『凄いね』『綺麗だね』とか言って笑い合いました。
散々はしゃいだ後だったし海の上だったので帰る頃にはすっかり私は気分が悪くなってダウンしていた所を
彼女が膝枕してくれました。港に着くまでずっとそうしていました。
凄く顔が近かったのでキスしてしまった様な気がします。もしかしたらしてないかもしれません。
相当気分が悪かったので其の辺の記憶は凄く曖昧です。
その後また来年会おうねとバイバイして彼女と別れました。その後は色々あって船で花火を見ることはなくなりました。彼女とはそれから二度と会う事はありませんでした。

これで話は終わりです。『吊り橋効果』だとか『ゲレンデマジック』だとか理由付けはテキトーに出来ます。
今考えるとそれすら気のせいだったのかもしれません。
ただ言えることは『打算も計算もなくメリットなしでただ純粋に人を好きになれた
』時期と言うのは、
きっとあの時期だけだろうな。と思います。とても素敵な事です。

ただ仮にもう一度、彼女と会うことが出来たとして今、同じ花火を見てもきっとあの頃と同じ気持ちで見れることなんて二度とないのだろうなと思います。
変わりゆくのは正しいけれど、少し寂しい気持ちになりますね。

おわる。

ほいじゃ。



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