忍者ブログ

みんなでしんがり思索隊

書いてみよう、それは案外、いいことだ。 / 載せてみよう、みんなで書いた、幻想稿。
MENU

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


*きまぐれ索引(は〜ほ)*

《は行》(破天荒――ハレーションする――封建的――。)



【破天荒】(はてんこう)――もともとは中国語で「前无此例,事情头回出现」(後にも先にもそんなことするやつはいなかった、ということ)という意味。

 中国がまだ宋という名前だった時代の『北夢瑣言』という話集に出てきます。科挙というすごく難しい国家試験の合格者が、ある地域からは100年以上も出ておらず、その地域は「天荒」と呼ばれておりました。そこにある男が出てきて合格し、天荒を破ったということから「破天荒=前代未聞」という意味につながりました。
 平成23年度の文化庁の調査では「破天荒=めちゃくちゃなことをする人」だと勘違いしていた人が7割近くあったらしく、すでに誤用の域を越えて、新しい語義として使われているようですね。

中学高校の恩師に、なかなかに破天荒な人物がいた。理学部を卒業した後、別の大学の文学部を卒業したという経歴だけでも十分破天荒だが、普段は生徒を追いかけ回し、授業では好きなことを言い、定期試験では中学2年生にセンター試験の改題を解かせるという、なかなか楽しいことをやっている人物だった。
(恩師の教え / ドーナツ)

【ハレーションする】(はれーしょんする)――ハレーションはもともと光学の専門用語で、フィルムに入った光が強すぎて(露光して)、光の輪っかみたいなもの(玉響)ができてしまったり、光の線(スミア)ができてしまったりして、ピントがぼやけること。

 私たちの使っているカラーフィルムは、多層乳剤発色という難しそうな名前の現象方式をとっており、上から、保護層>感光乳剤層>ハレーション防止剤>フィルムベースという構造をしています。この一番下にあるチョー平らなトリアセテート(フィルムベース)まで光が進入して、反射してしまい、もう一度、感光して(作用して)しまうことをハレーションと言います。
 似ている現象に「レンズフレア」というものがありますが、比喩としては、「ハレーションを起こす」(強い何かによって物の性質がぼやけること)などがあり、ここでは美術系の「緑と赤などの補色同士が隣り合って、色が干渉し合うこと」に近い語法だと考えることもできるでしょう。
 いずれにせよ、光が入りすぎて、ぼやけて曖昧になり、不明瞭、不鮮明、ちんぷんかんぷんといった状態になることを示す比喩です。

チカチカと光る画面を見ていると頭がハレーションしてしまうんでしょうか。
(自然体 / 水無月 紫苑)

【封建的】(ほうけんてき)――封建制度の構造的な比喩。

 日本では鎌倉から明治維新まで、将軍(偉くて強い人)が家来に土地を与える代わりに、忠義を誓ってもらう制度がありました。その家来は、その土地で農民を支配して、年貢とか色々なものを受け取ることができます。
 そういった分け受けた土地のことを、中国語で「封土」といい、そこに領土を「建てる」ということで《封建》と呼ぶのですね。また、この制度だけでは商人と農民がコロコロ変わってしまうため、「士農工商」というルールができました。とてもシンプルで「農民の子は農民、商人の子は商人」というもの。
 ここから、「上の支配は絶対で、下から上に物申すことはできない体制」のことを《封建的》と比喩で説明するようになりました。

中学高校のころ(中高一貫の女子校)では、封建的な部活の上下関係という秩序に耐えかね、よくトラブルになっていた。
(恩師の教え / ドーナツ)



拍手

PR

Comment

お名前
タイトル
E-MAIL
URL
コメント
パスワード

× CLOSE

ブログ内検索

× CLOSE

Copyright © みんなでしんがり思索隊 : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]